ファンクションの作成 : Line

ファンクションの作成 : Line PRODUCT     AVGIDEA, INC. 

Line ファンクションは、Avgidea Storage 上に保存されているテキスト ファイルから読み取られたデータを1行ずつ処理することが可能です。例えば、CSV ファイルの各行を読込み、特定の列データのみをフィルタし、Storage に再格納することができます


Line ファンクションの作成

1.  ADP コンソールにログインし、「Function」-> 「エディタ」メニューを選択します。


2. ファンクションの詳細を入力します。

Name: ファンクションの名称

Description: ファンクションの説明

Function Type: Line

3. (オプション)ファイルの添付ボタンをクリックし、ファンクションに Python のカスタム パッケージを Zip ファイルとして添付することが可能です。

* パッケージ内に AI モデルを含めて、ファンクション内からロードすることも可能です。


4.  テキストエリアに任意の Python プログラムを入力します

左のサンプルコード、1行目でテキスト ファイルから読み込まれた各行(param1)を「,」で分割し、values 配列に格納します。2行目で、配列の2つ目のデータ(values[1])を出力ファイルに保存します。3行目では、処理した行番号(counter)をログに出力しています。

このファンクションは、入力ファイルの各行に対して実行されます。


5. 「SAVE」ボタンをクリックして保存します。


利用可能な関数とオブジェクト

下記に Line ファンクション内で利用可能な関数とオブジェクトを記載します。

param1: インプット ファイルから読み込まれた1行分のデータ

counter: 行番号

path: カスタム パッケージが配置されているディレクトリ

adpy.out(string): アウトプット ファイルへの出力関数

adpy.log(string): 実行ログへの出力関数

afpy.upload(string):  ローカルにあるファイルを Storage にアップロードするための関数