ファンクションの作成 : Directory
Directory ファンクションは、Storage データソース配下に保存されている全てのファイルをオブジェクトとして受け取り、データの変換や AI 予測モデルの実行時のインプットファイルとして利用することができます。例えば、AI 予測モデル実行時に複数のテキストファイルからインプットデータをロードすることが可能です。
Directory ファンクションの作成
1. ADP コンソールにログインし、「Function」-> 「エディタ」メニューを選択します。
2. ファンクションの詳細を入力します。
Name: ファンクションの名称
Description: ファンクションの説明
Function Type: Directory
3. (オプション)ファイルの添付ボタンをクリックし、ファンクションに Python のカスタム パッケージを Zip ファイルとして添付することが可能です。
* パッケージ内に AI モデルを含めて、ファンクション内からロードすることも可能です。
4. テキストエリアに任意の Python プログラムを入力します。
左のサンプルはコードは Storage データソース配下の全てのファイルの名前とファイルサイズをログに出力します。path 変数は、各ファイルが格納されているディレクトリを表す文字列です。
5. 「SAVE」ボタンをクリックして保存します。
利用可能な関数とオブジェクト
下記に File ファンクション内で、利用可能な関数とオブジェクトを記載します。
files: Storage データソース配下に格納されているファイルオブジェクトを含む Dictionary オブジェクト(ファイル名がキー)
path: カスタム パッケージが配置されているディレクトリ
adpy.out(string): アウトプット ファイルへの出力関数
adpy.log(string): 実行ログへの出力関数
adpy.upload(string): ローカルにあるファイルを Storage にアップロードするための関数